○ゲルマニウムトランジスタを分解してみる


まずはゲルマニウムトランジスタ、2SA201TV
SANYO製 ゲルマニウムPNP合金接合型というものらしいですけど本当か不明・・なんか違うような。
ケースの根元の端に傷をつけてニッパーで缶詰を開けるように開けていきます
ケースとの接合部は溶接はされてないっぽい、なんというかはめ込んであるだけのような気がします



ケースをはずした所、なんだか白いどろどろした液体がケースいっぱいに入っていていっしょに出てきました
シリコングリスらしいのですが正体は不明



溶剤で洗浄するとトランジスタの中身があらわれました。
さっと洗っただけでは表面になにかが塗ってあるみたいだったため、しばらくジクロロメタンに漬け置きして洗浄したので中身がむきだしです。



円盤の中央に1.5ミリ角ぐらいのゲルマニウムがついており、そこから配線が出ています



ゲルマニウムの大きさがザラメ糖みたいな感じでしょうか。



中身を取り出して溶剤で洗浄したままでそのまましばらく2日ぐらい放置しておいても動作しました。
てっきり酸化とか汚染とかして壊れるかと思ってましたが意外に丈夫なんですね。




2SD75 低周波小信号増幅用ゲルマニウムNPN合金接合型トランジスタ(日立)
も分解してみました

上が2SD75
下が2SA201TV


ニッパーで缶の根元付近をゴリゴリやって開封
缶を開けたときに白い液体(シリコングリス?)がA201より沢山はいっていてちょっと穴を開けただけであふれてきました。
接合部には接着剤がぬってあるらしくなかなか剥がし辛いです。
溶剤で洗浄するとゲルマニウムが姿を現しました。
ベースの金属板の形は違いますがザラメ糖みたいなゲルマニウムが付いていて2SA201よりちょっと大きいです。










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